動揺した漫画、というより父親
うちの父親はクズオブクズ。アル中で賭け麻雀中毒で買春大好きで嘘と暴力と暴言は呼吸と同じで生活費を使い込んで借金して妻は母親兼家政婦兼オナホで娘は性器で息子はエロのライバル、っていうクズ。
だから、パパ頭さんの漫画を読んだとき、うまく息を吸えないほど動揺した。
「こんな父親が世の中に存在するのか」
「なぜ私の父親は家族に暴力をふるって平気なのか」
といった衝撃から、
「私も『家族との時間を差し置いてまで仕事にきた』と考えてくれるような親がいたら、違った人生があったのに」
「実際の筆者はダメダメクズ親で、イイ感じの漫画に仕立てるべくキレイに描いているのでは」
といった僻みまで、満遍なく感情がぶんぶん揺すぶられた。
この漫画が世の中の真実のひとつだとしたら、私はそれを覚えておきたいと思う。