ちょうどカミナリ鳴ってたんで

メンヘラ女の愚痴置き場

「芸能人と友達」を語る憐憫

知人の紹介で会ったのに、こちらに一切興味を示さない人間がいる。こちらが存在しないかのようにスマホを触る奴、知人としか話さない奴、一方で延々と自分語りをし、こちらの名前も知らないまま「あー楽しかったー」とかほざく奴。

会話のスキルが十分身についていない、という意味でのコミュ障なら理解できる。激しい嫌悪を覚えるのは、ひたすらマウントを取りたがる奴。

 

「ボクって若手声優の●●と友達なんだー」と会うなり言い出したアラサー女がいた。アラサーでボクっ娘。この時点で既につらい。

「こないだも●●から電話があってさー。『●日なんか予定あったっけ?』って聞かれたから『その日アンタの握手会じゃん! なんでボクの方が詳しいんだよ~』ってツッコんじゃったよ。自分のイベントの日を忘れるなんて、●●もしっかりしなきゃだよねー」

「握手会に行くとさー、周りににわかファンの女がいっぱいいるわけ。キャーキャー騒いでマジうざいの。ボクくらいの友達歴になると、握手とツーショ撮影なんて当たり前すぎて目新しくもないんだけどねー」

 

・・・「友達営業」って知ってる?

 

と聞かなかった私はまだトラウマの治療中。自分がどれだけ失礼なことをされても、他人を叩き潰すようなことをしてはいけない、どんなクズにでも優しくしなければいけないと考えていた。トラウマは適切な自尊心を踏みにじる。

 

このボクっ娘クズは、その場で別れるなり各種連絡ツールをブロックした。金輪際かかわりたくない。

 

それにしても、声優にも友達営業というのはあるんだな。イベント前には参加を確認され、関係者席に招かれるでもなく、他のファンと同じように握手とツーショット撮影。それでも「自分は他のファンと違って友達」と思わせる営業スキル。この声優さん、頑張ってほしい。名前も覚えてないけど。